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2012年ショウゲート 監督/吉田大八 原作/朝井リョウ 『ネタバレ』 タイトルの桐島が出てこない映画ってのが、最初に聞いた評判だった。 ん?これは面白そう、、、と思っていたのだが、登場人物それぞれの視点で描く青春映画という話で、観なくても良いかなっと、しばらくはビデオデッキに入ったままだった。 見終わった時に、その内容を誰かと話をしたくなる映画は良い映画だ。 賛否両論がある映画もまさしくそう。 この映画は、観る人によって見え方がずいぶん違ってくるだろう。 10人ほどの登場人物の誰に共感するかで、心理分析もできそうな映画だw 要するに、無駄な説明を省いていろんな登場人物の内面を巧みに視点を変えながら描いてる。それぞれの想いが絡み合い進行していくのだが、誰が主役でも無いし、「正」も「悪」も無い。 しかも、「何で?」という唐突の涙に象徴するように全ての言動の理由を観客に想像させるのみ。その一切の説明は無い。 説明過多であからさまな直接表現が多い最近の映画のなかで、こういった間接照明的なヒネリがある映画は好きだ。 考えてみると、リアルな世界では他人の気持ちに吹き出しも、ナレーションも説明もないもんなぁ。 まぁ、ドロドロとした人間の陰の部分は見せず、純粋な若者たちの「戸惑い」がテーマだから、その意味では青春映画なんだろうし、見終わって爽やかな気持ちになる。 理不尽なヒエラルキーでの立ち位置をそれぞれが耐えながら、それでも夢を追う。 映画部制作のゾンビ映画での台詞『僕たちはこの世界で生きていかなければならないのだから』が、全ての登場人物達に共通するテーマなんだろうね。 これから社会に出て行く彼らの叫びが聞こえたような気がした。頑張れ!若者達よ。
by hidari_neji
| 2013-11-19 02:29
| CINEMA
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