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久しぶりの映画感想。
WOWOWで前編ともども連続放送だったので録画してたのを昨夜鑑賞。期待しないで観たからか、意表をつく展開にハラハラドキドキ。 これはゾンビ映画っぽいけど、死体が生き返るわけじゃないので、ゾンビ映画ではなく世紀末映画かな。 ウィル・スミス主演の『アイ・アム・レジェンド 』もそうだが、ウィルス感染によって人間が変貌するという設定は、現代の「鶏インフルエンザ」を妙に連想して、実に不気味だ。 おまけに、感染したら凶暴になるいうのも「狂犬病」みたいで、あながちありえない話では無いし・・・。「狂犬病」は人間にも感染して、100%の致死率という恐ろしい病気で、現在も中国では毎年3000人の死者がでているのだとか(日本では1956年以来、発症例が無い)。 『28週後...』 28 Weeks Later http://movies.foxjapan.com/28weekslater/ 監督:ファン・カルロス・フレスナディージョ 製作総指揮:ダニー・ボイル、アレックス・ガーランド 前作の『28日後...』(ダニー・ボイル監督)も、単なるスプラッターゾンビ映画ではなく、ウィルス感染によって起こる世紀末後の世界で生き抜こうとする主人公達の話なのだが、流石イギリス映画というか、かなりアメリカ風刺みたいな箇所があったり、人間の絆や欲望が描かれていたりと、単なるゾンビ映画やパニック映画だと思って観てたら、あれ?なかなか面白いじゃんという感想だった。 そのエンディングよりさらに28週後のお話。 前作「28日後」のダニー・ボイル監督が製作総指揮にまわり、『トレインスポッティング』のファン・カルロス・フレスナディージョが監督を務める。この監督の『10億分の1の男 』(2001)もなかなか面白かったので、ぜひオススメ。 =ネタバレ注意!!= 前作『28日後』の登場人物はまるで出てこない。 前作の凶暴ウィルスによって壊滅状態のイギリスに、米軍中心のNATO軍がやってきて復興作業を開始する。すでにウィルスに感染した人間は、全て死んでしまった(餓死)という設定なのだが、ある事からまたもやその恐怖のウイルスが姿を現し、軍は緊急事態の『コード・レッド」を発令する。 主人公家族の絆を軸に物語は意外な展開へと進んでいくのだが、映像も斬新だし、表現もクールにかつスタイリッシュ。この辺は特にアンチハリウッドの匂いがプンプンする。 ただ、この臨場感を出す動く映像視点の手法は、苦手な人には嫌かも。ジェイソン・ボーンシリーズあたりから頻繁に映画に取り入れられるようになったけれど、観客を観る位置から映画の中で参加してる感じにさせるのは有効だ。映画「クローバーフィールド」での臨場感は半端じゃなかったし、私が映画館で観てた時も、何人か途中退場してたほど。 わたしは、めっちゃこのハンディカメラ風の動く視点でのカメラワークはお気に入りだ。 今回の映画には、他にも銃のスコープから観た映像や、暗視スコープでの映像など、さらに臨場感を盛り上げている。あんまりやりすぎるとウザったいんだけどね。 「我は正義なり」というアメリカ軍のやり方を風刺してるのも、なんだか小気味良い。ストーリー上、安直な部分も、いくつかあったが、なかなか良く出来た作品だ。 これは、前作『28日後』を観なくても話にはまったく問題ないかな。
by Hidari_neji
| 2009-03-20 18:59
| CINEMA
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